痛風

痛風とは

痛風とは痛風とは、尿酸が体内にたまり、それが結晶となり体の各関節部に激しい痛みをもたらす症状です。
初めての発作は、6、7割程度の人が足の親指のつけ根の関節に発症し、親指が赤く腫れあがります。発作は突然発症し、激しい痛みを伴い、足を動かすこともままならなくなるというのが特徴です。

痛風の多くは7~10日間程度で治まり、その後は症状が全く消えてなくなりますが、放置しておくと半年~1年以内に再発するのが特徴です。
また、再発を繰り返していくうちに、足首や膝、手の関節にも同様の症状が発症し、耳殻に痛風結節や尿路結石ができる場合もあります。

痛風は、「ストレスを多く抱えている人」、「激しい運動によるエネルギー消費が激しい人」、「肥満の人」が多く患っており、患者の約9割以上が男性です。
「風が吹くだけで痛む」という由来から痛風という名がついたと言われています。
桶川中央クリニックでは痛風の治療を行っております。少しでも違和感がある方は、ご遠慮なくお問い合わせ・ご来院ください。

痛風の原因

痛風の原因として、「暴飲暴食」や「ストレス過多」、「激しい運動を行う」等の原因が挙げられます。これらの行為は全て、血液中の尿酸値を上昇させてしまいます。

尿酸値を上昇させてしまう原因として、プリン体といわれる物質があげられます。プリン体は通常、食事による摂取、新陳代謝による生産などで生成されます。

血液中の尿酸値が高い状態である「高尿酸血症」が長く続くと痛風になる可能性が高くなります。血液中の尿酸値の濃度は、遺伝や環境、食生活によって変動し、7.0mg/dLを超えると高尿酸血症という状態になります。尿酸が体内に溜まり、それが結晶化することで関節の節々に痛みが走る痛風になってしまいます。

当院の痛風の治療方法

当院の痛風の治療方法当院では、痛風発作が起きてしまった場合は、主に非ステロイド系の消炎鎮静剤などの痛風発作治療薬を用いて患部の腫れや痛みを取り、治療します。痛風発作が起きていない場合の治療法としては、血液中の尿酸を減らす薬を処方して、治療いたします。
尿酸値が上昇する原因として、体内で生成される尿酸の量が過剰になる「尿酸合成過剰型」、体内から排泄される尿酸が低下する「尿酸排泄低下型」、そして、この二つが合併して起こる「混合型」が挙げられ、それぞれに対して別の治療法を施します。

タイプ別にみる薬物治療法

「尿酸合成過剰型」に対しては、尿酸の合成を減らすアロプリノールと呼ばれる尿酸合成阻害薬を利用します。

「尿酸排泄低下型」に対しては、尿酸が多く排泄されるようにプロベネシドと呼ばれる尿酸排泄促進薬を利用します。

「混合型」に対しては、上記の尿酸合成阻害薬と尿酸排泄促進薬を併用いたします。

痛風の予防

痛風の原因となる尿酸は絶えることなく体内で生成されており、予防には食生活や生活習慣の改善をする必要があります。

痛風を予防するために、

  1. 食生活の改善を心掛ける
    魚の干物や動物の内臓などのプリン体を多く含むものを控えたり、食生活を改善したりすることで、肥満防止などによる痛風の予防を心掛けましょう。尿酸を溶かす効果がある野菜などのアルカリ性食品を多く摂取しましょう。
  2. 水分を多くとる
    体内の尿酸を多く排泄するためにも、水分を多く摂取し尿量を増やすことで尿酸値を下げる効果があります。1日2リットル以上の水分が理想です。
  3. 軽い運動を心掛ける
    激しい運動はかえって体内の尿酸値を上昇させて逆効果になってしまうので、軽い有酸素運動で肥満を予防しましょう。
  4. ストレス軽減に努める
    ストレスは尿酸値に影響を与えると考えられているので、気分転換などのストレス軽減は有効的であると考えられています。
  5. アルコールの過剰摂取を控える
    アルコールが体の中で分解されることで、尿酸が生成されるので過剰なアルコール摂取は控えましょう。

 

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