下剤の種類

下剤とは何か?

下剤とは大腸カメラ検査前に大腸内を洗浄することを目的に飲む医薬品のことです。
大腸内を洗浄し不純物を排除することで、大腸内の様子をより鮮明に視認できるように なり、検査の精度を向上させることができます。

しかし、検査の精度を向上させることができる大切な物ですが、多くの患者様が下剤に対して「不味い」「大量に飲まなくてはならない」と言ったネガティブなイメージを持っているのも事実です。

そこで当院では3種類の下剤を用意し、患者様それぞれに適した下剤を提供することで、 患者様の不安を払拭して検査に臨んでいただけるようにしております。

当院で取り揃えている下剤の紹介

当院では3種類の下剤を用意しております。

下剤の種類 飲む量 洗浄力 飲み方
マグコロールP 1.5L
ニフレックP 2L
ビジクリアP 錠剤 50錠

各項目の解説

下剤の特徴の一つとして味が独特です。患者さんによっては、下剤の味が受け付けられず、大腸カメラ検査を懸念する方もいらっしゃいます。

飲む量

飲む量も下剤により異なります。基本的に1リットル~2リットルが平均になります。また、便の状態次第では、下剤の追加投与も考えられますのでご了承ください。

洗浄力

下剤で最も重要な要素になります。大腸カメラ検査を正確に行うためには、腸内を綺麗にして観察しやすくする必要があります。仮に洗浄力の弱い下剤を選択し、腸の洗浄が不十分だった場合、せっかく下剤を飲んだのに大腸カメラ検査ができず予約取り直し、となるリスクがあります。

飲み方

下剤の種類により飲み方が異なり、水と並行しながら飲む下剤や下剤の作り方が複雑な下剤、既に完成した下剤をただ飲むだけというシンプルな飲み方の下剤など、様々な飲み方があります。

マグコロールP:「オールマイティーに優れた下剤」

味はポカリスエットのような味をイメージしていただくのが良いかと思います。その飲みやすさのゆえ、過去に下剤の味で苦い思いをされた方にとっては服用しやすい下剤となっております。洗浄力・飲みやすさなどの観点から見ても優れた下剤です。したがって、基本的にはこちらの下剤を患者様にはおすすめしております。しかし、弱点として「腎臓機能が低下している患者様には服用いただけない」・「どうしても液体状の下剤を飲まなくてはならない」が挙げられます。

ニフレック:「腎機能が低下している患者様でも安心してお飲みいただける下剤」

味はマグコロールPに比べ劣りますが、飲み方が単純であり高齢者の方にはおすすめいたします。また、マグコロールPは腎機能が低下している患者様には使用できないため、腎機能が低下している患者様にはこちらを処方いたします。

ビジクリア:「液体状の下剤を飲みたくない患者様にもお飲みいただける下剤」

一般的な液体状の下剤と異なり、錠剤の下剤です。液体状の下剤を飲まなくても良いとはいえ、50錠もの錠剤を飲まなくてはならないため負担も大きいです。どうしても液体状の下剤を飲みたくない患者様にのみ提案させていただいております。

当院の大腸カメラ検査の紹介

ここまで当院で取り揃えている下剤を紹介してきました。当院では患者様に少しでも不安を払拭して検査に臨んでいただくためにも、下剤の種類の充実だけでなく、様々な工夫を大腸カメラ検査に施しております。詳しくはこちらから当院の大腸カメラ検査ぺージをご覧ください。

大腸カメラ検査をご検討の方は当院までご相談ください。

 

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